2019年1月19日(金)、NHK放送博物館メディアラボ4Fにて第13回プロデュース研究講座「現役メディアプロデューサー×プロデュース研究者の対談」を開催しました。
今回は、1956年に世界最初の放送ミュージアムとして誕生したNHK放送博物館を会場としてNHKエグゼクティブプロデューサーの小堺正記氏と現川口短期大学准教授の山本重人氏にからそれぞれご講演を戴いた後、対談を行っていただきました。
▲小川所長によるNHK放送放送博物館の解説
冒頭、会場を提供いただいたNHK放送博物館より、小川所長から博物館の歴史や展示内容などについてご解説がありました。
▲小堺正記氏(NHKエグゼクティブプロデューサー)
続いて、小堺氏から、いかにして若いディレクターをコーチングによって導いていくか、実体験の中に見えてくる普遍化された法則・論理についてのご講演をいただきました。
▲山本重人氏(現川口短期大学准教授)
また、山本氏からはコンテンツ業界におけるプロデュ―サーの業務に関する一般論や様々な作品におけるケース別分類。「製作」(商品を作る)能力と、「制作」(作品を作る)能力の住み分けについてご講演をいただきました。
プロデューサーに関する小堺氏の実践的で具体的な経験談と、山本氏による俯瞰的な目線からアカデミックに整理された講演は、お互いの内容が補完されており、非常に刺激的な内容となりました。
▲質疑応答
お二人の講演後は、桜庭主査のモデレートにより、コンテンツ業界におけるプロデューサー・システムの研究の過程で数多くのプロデュ―サーとの対談を重ねてきた経験をお持ちの山本氏と小堺氏の議論が行われ、さらに来場された聴講者の方々を交えた活発な質疑応答や議論が行われました。
会場:NHK放送博物館メディアラボ4F